Preferred Infrastructure(PFI)のインターンに参加してきました。

8月と9月の二ヶ月間, Preferred Infrastructure(略してPFI)のインターンに参加してきました。
PFIは、主に情報検索やレコメンデーションソフトウェアーを開発しているベンチャー企業です。PFIについては、http://preferred.jp/index.htmlを参照してください。

7月の終わりにインターンの募集があります。インターンに応募すると、まず書類選考があり、それに通過すると面接があります。面接時間は約30分で、2つの問題が出題されます。今年は、以下の問題が出題されました。
1.現在の情報検索のランキングについて調べて、その利点と欠点を述べよ。
2. 整数の集合を格納するデーター構造、及び、検索アルゴリズムを記述せよ。
1に関しては、事前に出題(といっても5日ぐらい前)されます。2に関しては、その場で出題しその場で解きます。問題からわかるとおり、面接では情報収集能力、読解力、思考力、プログラミング能力が問われます。今後は、問題は変わるかもしれませんが、傾向は変わらないと思います。僕は、1に関してはgoogleのvisual rankについて調べてA4 6ページぐらいにまとめ、2に関しては、二分木を作って切り抜けました。

面接に通過するといよいよインターンの開始です*1。 初日に各個人がこれから取り組むテーマを決めます。インターンのテーマは、個人の強みややりたいことを考慮し社内の人と話合い決めます。僕は、最初の8月に糖鎖の検索ソフトを作り、9月に検索のランキングシステムを作ることにしました*2

インターン期間中は、会社に行って作業を行います。作業は主に社内の人と議論しながら行います。僕は、主に、岡野原さん、太田さん、久保田さん、西鳥羽さんとよく議論をしました。この議論は非常に参考になり、おかげで作業がスムーズに進みます。PFIのみなさんは、コンピューターサイエンスの各分野に秀でた人の集まりなので、あるとき誰かが突然すごいソフトを作り、驚くことがあります。インターン期間中に何度かこのようなことが起こりました。PFIにいるときは、突然何かができあがるので退屈しません。自分も頑張らなくてはという気になります。

8月の終わりには中間発表が、9月の終わりには最終発表があります。発表では、主に今まで自分がやってきたことを発表していろいろ意見を聞くことができます*3。たまに、厳しい突っ込みをうけて焦ったりします。インターンの成果として、自分の作ったランキング手法は、sedueというシステムに入れていただけるようです。

2か月という短い期間でしたが、とても刺激的な2か月間でした。検索関係の仕事を経験したい人、面白い所で仕事がしたい人、すごい人と仕事がしたい人にお勧めのインターンです。

*1:インターンの開始時期と期間は、個人の状況に応じて柔軟に設定してくれます。

*2:実際は、ランキングをやると決めたのは9月に入ってからでした。

*3:発表スライドも後で公開しようと思います。